リアを一つ一つ地道に検証しています。
いつもここでご案内させて頂いておりますが、純正と言うのはそれなりですが
イイ意味でも悪い意味でもバランスが取れています。
なんも考えないでパカパカ交換していくと、失うモノに気が付きません。
弊社のサスペンションや、ブレーキや、そしてこれらのピロアーム、
付けちゃ外し、検証とテストの連続です。
まずは純正イイ所を的確に判断しダメな所を良くしていく、その繰り返しです。
弊社にはそれしかありません。
ピロアームなんて、他社さんからいっぱい販売されています。
サーキットコンセプト製は、どう違うの?
とお客様からご質問があったときに、明確な基準がなければ
フいてるだけじゃん
で、終わります。
弊社が追求する
運転するキモチ良さ
を実現するために、できることは全て盛り込んで言っています。
キモチ良さと言うのは、数値には出ませんがとても大事な要因だと考えます。
弊社の試乗車で、そのキモチ良さを具現化しお客様のご期待に応えて行く、
そんなことくらいしか、お客様にダイレクトに伝わる手段はありません。
その具現化のために弊社にできることは、徹底した精度の追求です。
それには、メーカーが指定している圧入公差を正確に忠実に実現することです。
先日もご案内差し上げましたように、いくらドイツ製のモータースポーツ用の
ピロ本体が高精度とは言え、4/1000mmくらいは幅があります。
もっとずっとタイヘンなのが、純正のゴムブッシュを抜いた穴です。
3/100mmくらいの幅があります。
ピロが3/100mmも押されてツブれてしまうと、明らかにピロの動きが
シブくなってしまうことはJZA80とS2000で骨身に浸みました。
その頃は、今ほど知識も経験もなく
ピロってそんなモンだよ
で、納得させられました。
納得していないんですけどね。
ちゃんとしたところが作るピロブッシュは、とても良く動きます。
で、イチから基本を学び、メーカーまで行ってイロイロと教えてもらいました。
そんなんで作っていくと、どんどん良くなっていきました。
ともかく弊社は精度を追求します。
いつも通り、まずはボアゲージを作ります。
なんでもボアゲージって、真鍮で作るモンなんだそうな。
ところがです。
毎回ちゃんと作ってくれる弊社の職人ですが、急ぎで作らせたからなのか、
できてきたモノの精度が良くなかったです。
全ての基準であるボアゲージの精度が良くなきゃ、意味がありません。
作り直してもらいます。
全てはそれからです。