日別アーカイブ: 2016年7月24日

Z34,V36ピロアームネタ

リアを一つ一つ地道に検証しています。

いつもここでご案内させて頂いておりますが、純正と言うのはそれなりですが
イイ意味でも悪い意味でもバランスが取れています。

なんも考えないでパカパカ交換していくと、失うモノに気が付きません。

弊社のサスペンションや、ブレーキや、そしてこれらのピロアーム、
付けちゃ外し、検証とテストの連続です。

まずは純正イイ所を的確に判断しダメな所を良くしていく、その繰り返しです。

弊社にはそれしかありません。

ピロアームなんて、他社さんからいっぱい販売されています。

サーキットコンセプト製は、どう違うの?

とお客様からご質問があったときに、明確な基準がなければ

フいてるだけじゃん

で、終わります。

弊社が追求する

運転するキモチ良さ

を実現するために、できることは全て盛り込んで言っています。

キモチ良さと言うのは、数値には出ませんがとても大事な要因だと考えます。

弊社の試乗車で、そのキモチ良さを具現化しお客様のご期待に応えて行く、
そんなことくらいしか、お客様にダイレクトに伝わる手段はありません。

その具現化のために弊社にできることは、徹底した精度の追求です。

それには、メーカーが指定している圧入公差を正確に忠実に実現することです。

先日もご案内差し上げましたように、いくらドイツ製のモータースポーツ用の
ピロ本体が高精度とは言え、4/1000mmくらいは幅があります。

もっとずっとタイヘンなのが、純正のゴムブッシュを抜いた穴です。

3/100mmくらいの幅があります。

ピロが3/100mmも押されてツブれてしまうと、明らかにピロの動きが
シブくなってしまうことはJZA80とS2000で骨身に浸みました。

その頃は、今ほど知識も経験もなく

ピロってそんなモンだよ

で、納得させられました。

納得していないんですけどね。

ちゃんとしたところが作るピロブッシュは、とても良く動きます。

で、イチから基本を学び、メーカーまで行ってイロイロと教えてもらいました。

そんなんで作っていくと、どんどん良くなっていきました。

ともかく弊社は精度を追求します。

いつも通り、まずはボアゲージを作ります。

lowerlinkpiro

なんでもボアゲージって、真鍮で作るモンなんだそうな。

ところがです。

毎回ちゃんと作ってくれる弊社の職人ですが、急ぎで作らせたからなのか、
できてきたモノの精度が良くなかったです。

boregauge

全ての基準であるボアゲージの精度が良くなきゃ、意味がありません。

作り直してもらいます。

全てはそれからです。