コレ、〇毛ではありません。
浮気したコが助手席にさっと置く長い髪の毛でもありません。
そんなのアップした日にゃエラいことになりますね。
浮き草、とうとう乱心
マジメにやります。
2週間ぶりの旋盤工見習いでピロアームのインナーレースを仕上げました。
わかりやすくしてピロの内径を10.00mmだったとします。
そこに入れるインナーレース、ま、カラーですね、の寸法って10.00mm
ではダメなんです。
入らないし。
じゃあ寸法っていくつなの???
9.99mmなの9.98mmなの???
それもメーカーさんのノウハウなんですけどそれすらこだわらないっつーか
知らないで販売しているショップさんがほとんどのように見受けられます。
弊社も散々辛酸をナメてきました。
だからこそ寸法公差には並々ならぬこだわりがあります。
せっかく昭和のフルマニュアル汎用旋盤を使わせていただいております。
ちょっと削っちゃ計測、ほんのちょっと削っちゃあ計測の繰り返しで
効率は最悪ですが1個1個のピロの1/100mmの製品個体差に合わせ
イジになって仕上げております。
で、あとほんのちょっと1/100mmなんて時、それこそ薄皮を剥くように
ステンレスの表面を軽~く刃物をあててやると上の画像のように髪の毛より
ずっと細い糸状の削りカスがピ~~~って出てきます。
上の画像はかなり拡大しています。
原寸だと見えないくらいです。
その糸状の削りカスの具合で3/100mmくらいはわかるようになりました。
まだ旋盤工見習の分際です。
修行を積んで1/100mmがわかるようになりたいですね。
精度をトコトン追及することでピロが良く動くようになります。
また、ムダな力がかからないので耐久性も向上します。
イイ事づくしです。
たった一つの欠点は・・・・・・・時間がかかる・・・・・・・・