剛性について改めて考察してみるネタ、その6

6日前にリアの剛性を語りましたが、律速段階としての優先順位は
はるかにフロントの方が大きいです。

リアの剛性を上げることによって享受できる体感やフィーリングよりも
フロントの剛性アップによる変化の方がより大きいです。

ただ、デフマウントがチギれちゃったお客様にとっては当然ですが
補修が必要で律速段階もヘッタくれもありませんね。

だからこそまた一歩立ち返ってシャキッととしたハンドリングに対する
費用対効果を語ってみたいと考えました。

シャキッとしたハンドリングってナニ? ってそもそも論はあります。

オレはサーキットに行かないから・・・・・

イヤイヤイヤイヤイヤ、一般公道でもその恩恵は充分に得られます。

交差点を曲がるときにだって、オヤ! ってなります。

フィーリングって最も伝わりにくい情報の内の1つです。

純正状態のZ34、V36で不満をお感じにならなければソレでイイです。

ただ、せっかくなのでもし上の世界があるなら、ってお感じになって
お客様はいろんなモノに手をお出しになります。

予算が潤沢にあってアレもコレも一気にできる人はそうそういません。

それでこその律速段階という優先順位を提唱させて頂いております。

フロントに関して言えばやはりサスペンションキットが最も重要ですが、
予算も1桁違ってくるのでソコは難しいです。

サスペンションキットをやらないとダメなの? ってなるとは思いますので、
今回は違った角度、つまり剛性の面から語ってみたいと思います。

弊社サスペンションキットの優位性ですが、気持ちイイハンドリングは
言わずもがなでブレーキングのノーズダイブや加減速のピッチングに
そりゃあテスト検証を重ねて、雨の日のサーキットアタックでもABSの
トラブルが介入しないところにまで到達してきました。

今回はサスペンションキットのハナシでは無いのでヤめときます。

そうじゃないとまた伝わりにくい冗長なネタになっちゃいますから。

サスペンションキットを除いた剛性という観点から、

スタビライザー (必須)

EGマウント   (必須)

ピロロワーアーム  (強く推奨)

ピロアッパーアーム  (推奨)

必須もしくは推奨製品はこのあたりですね。

フロントのスタビライザーなんてあっちゃこっちゃから出ています。

弊社がテスト検証を続けてデータを集めて具現化してきたとしても
カンタンにパクることは可能です。

こんなん誰でもできますから。

ただ、クルマはトータルバランスです。

純正のデータももちろんいっぱい持っています。

ベースからverNISMOまで。

EGマウントに関しては今さらご説明の必要性を感じませんが1つだけ。

ゴムは確実に劣化します

NA6,NA8,NB8と多くのMAZDAロードスターを手がけて来ましたが
EGマウントが経年劣化でチギれちゃったのを多く経験しました。

弊社練習機S15のゴムも全部ダメでしょう。

現在S15用の競技用EGマウントを作ってもらっていますが例によって
1個だけだとやってくれないので頼み倒して5セットお願いしました。

ま、年内ギリくらいでしょうね。

ご興味がおありのS15乗りのお客様、在庫があるうちにご連絡下さい。

circuitconcept@gmail.com

新車でZ34、V36をお買い上げになったとして、いったいどのくらいで
マウント類が劣化が進んでいくのかということはさすがに未知数です。

サーキットに行くのか行かないのか?

街乗りと言っても高速を走る比率によっても変わります。

そもそも純正がブニャブニャなので評価する価値ってあるの?

以前にS永様の現行verNISMOが弊社に最初に入庫した時、確か
走行距離は1000KmチョイくらいでしてEGマウントを弊社製に
交換して下さいました。

で、走行わずか1000KmチョイのverNISMOのEGマウントを
イギリスに持って行って計測してもらいました。

結果は予想通りでした。

ココは察して下さい。

データは弊社にありますが公開なんて絶対にできません。

お客様が弊社にご期待することは、投資に見合った効果が得られるのか?
ちゃんと体感できるのか? 結局はそう言うことです。

弊社に名前もブランド力も無いことが逆にイイのカモしれません。

circuitconceptでホンモノに出会える

そうお客様が感じて下さればソレでイイんです。

そうならなかったらなるまで責任もちますから。

時間はかかっちゃいますケド。