モノ作りに昂ぶるネタ

CircuitConceptサスペンションキットverPRO

いつもながら頭が下がる想いですが、3セット分も受注を頂戴しております。

かなり高価なのにです。

お問い合わせはもっとあるんですが、verPRO要らないです。

そもそも論ですが、

何で作ってんの??

ってハナシです。

弊社のお客様で、ver1やver2でちゃんとタイムに繋がっています。

完全に自己満です。

技術者としてやってみたかったんです。

日本でも、AutoSportsやMotorFan等の雑誌で、
タマ~~に特集記事が掲載れています。

技術は進化しています。

もともとは、スプリングがボヨンボヨンしているのを収めるために、
ショックアブゾーバーと言うモノが登場しました。

その後どんどん技術は進んで、減衰力をアクティブにそして効果的に
発生させることで、さらにタイヤの接地能力を上げてきました。

市販車ですら進化はめざましいです。

世界に名だたる日本の量産車が、最も遅れている部門でもあります。

ま、それでこそチューニングの効果も大きいんですけどね。

こういうのはずっとMercedesがリーダーでした。

今でも業界のリーダーに君臨していることに異議はありません。

ただ、ここ数年でかなり細分化されてきました。

PorscheやFerrariがスポーツに特化しているのは当然です。

最新のBMWやRenautやPeugeotに実に楽しいモデルがあります。

ある意味、PorscheやFerrariよりもしなやかです。

それを調査してみると、実は10年以上前からある技術なんですね。

やっと市販車レベルで具現化されてきたようです。

それにともなって、部品も手に入れられるようになりました。

ポン付けしていきなり結果が出るほど甘くはありません。

ここからは弊社の真骨頂です。

実践、検証、仕様変更

つまり熟成を重ねます。

やればやるほどドンドン良くなります。

さ、ここで最大の障壁、開発費 です。

1セット作るのに数十万かかります。

弊社はもちません・・・・。

で考えました。

テクノロジーはそのままで、廉価版で熟成してみる。

まずはS15シルビアの日産純正ダンバーをバラして、ニップルを溶接して
要らなくなったZ34の純正のブレーキゴムホースを使って作りました。

15damper

実にダンパーオイル量は純正比5倍です。

ガスの容量も倍あります。

こんなちゃんちゃかちゃんで作ったダンパーでも、テスターに掛けてみると
驚きの結果を叩き出しました。

実にしっかりした減衰特性に、とても正確でキレイなリサージュ図形。

これは楽しみです。