1円玉を積み重ねるようなこだわりネタ

2011年に、富士のストレートで254Km/hを記録しました。

ロガー上のデータです。

タイヤは当時のAD08です。

自分で書くのも憚れますが、あれから弊社もかなり成長しました。

アシも進化しましたし、空力も進化しました。

最終の脱出速度や1コーナーのブレーキングのツッ込みも上がっているので、
ストレートスピードはもっと上がっているでしょう。

そりゃそうです。

365日、毎日毎日考えてアイデアを絞り出して、わからなかったら
その道のエキスパートに教えを請うことを続けて昇ってきた階段です。

現状維持は衰退

ナニか上があるはずだ

を、座右の銘として、開発スピードはとても遅いですがここまで来ました。

数々の紆余曲折もありました。

お客様は別として、支援して下さるショップ様、企業様はわずか数社。

妨害したり、手を回して取り引きを頓挫させてくる業者が圧倒的に多い中、
少しずつ、少しずつですが結果を出すことに成功してきました。

そんな中、一貫して弊社を信じて付いて来て下さった大切なお得意様が
弊社に再びEGをご依頼下さって、同じ結果では申し訳が立ちません。

そんな進化することってあんのか?

例えば、ピストン一つ取っても進化しました。

初期の390RSに採用したピストンへの命題は圧縮比でした。

今や、盛り込んだ+α をつくづく眺めてみると、もはや別モノです。

日産純正のVQ37のピストンを、弊社の現在のテクノロジーで観察すると、
どちらかと言えば、

燃費重視、耐久性重視

最新の某一級スポーツカーのピストンと比較してみると、その差は歴然です。

何でこんなに違うんだろ?

ちょっと考えてみれば、FUGAにも搭載されているエンジンです。

コレ以上はヤめときます。

じゃあ、一級スポーツカーのピストンはなぜこんなんなっているのか?

を考察検証してみると、イロイロとわかってきました。

で、そのテクノロジーを投入して新型ピストンを開発しました。

そうなると、困ることも出てきます。

純正コンロッドが使えなくなります。

今となっては、純正コンロッドを再使用するお客様はいらっしゃらないので、
思い切って、専用コンロッドを作っちゃって正解だと考えております。

すさまじくおカネかかりました (T_T)

370RSは、純正コンロッドを使えるようにしました。

もともとの理念が、純正のEG+チョイの予算で大パワーですから。

それが390RS NEOだと、ハナシは変わってきます。

390RSを既にお取り付け下さって、元気に走られていらっしゃるお客様が、
オーバーホールで弊社にサイドご依頼下って、感じて欲しいことは一つ。

弊社のこの5年間の進化をお得意様に味わって欲しい、その一念です。

お~~スゲェ~~~

ってお客様が感じて下さらないと、それは失敗を意味します。