限られた予算を最大限有効に活用させたいネタ、その1

また九州地方は豪雨の予報ですね。

50年に1度の豪雨らしいです。

お客様も多くいらっしゃるので心配です。

ところで。

乗りやすいクルマ

って表現、あんまり伝わらないらしくて必ずと言っていい程、突っ込まれます。

書いてて思いますけど、抽象的な表現ではあります。

弊社の試乗車をお試し下さったお客様が、やはりハンドリングの軽快感に
強く印象を持たれて下さいます。

純正の良い所はなるべく伸ばして、ダメな所を改善して行く

まずは、乗りやすさに最も大きく寄与するアシ廻り編です。

純正の良い所はを列挙してみますと、

気を使わずにフツーに乗れます

これって弊社にはとても大きな要因なんですが、業界的にはネタとして
見向きもされないマイナーなテーマです。

せっかくなのでとりあえず車高調を入れた感の証で、車高は下げてみたい

なにも弊社は、車高が高いのが好きなワケではありません。

凄まじいほどの開発費を投じたCAD、CAMによって生み出された
メーカーのテクノロジーをなるべくうまく使いたいだけのハナシです。

フロントに275なんてタイヤを入れて、車高を下げてキャンバーを付ける、
その代償に、常に両手でステアリングをしっかりと握る必要があります。

そう言うクルマ作りを否定するワケではありませんが、そう言うクルマだと、
乗る頻度が減ってくる傾向にあることはことは否めません。

純正のイイ所なんて、その程度です。

列挙って書きましたが、1個しか無かった・・・・

それでは、純正のダメな方ですね。

まず、そこいらの交差点を曲がる時に

曲がらない

S2000や、FDと比較すると悲しくなる程のハンドリングの悪さ。

比較対象が悪ければ、80スープラでもイイです。

そもそもZ34は、軸荷重のバランスがかなり良くありません。

ところがです。

ココからがZ34の強力なアドバンテージでした。

イロイロと調べて、エキスパートに教えてもらって、テスト検証を重ねて、
純正の悪い所を矯正して行くと、これまた実に良い方向に行くんです。

最大の利点は、純正のボディ剛性の高さからボディがよじれない。

まず、フロントの曲がらなさは、せっかくボディ剛性が高いのに、
ロール剛性がスポーツカーと名乗れない程の低さと気がつきました。

公道上のちょっとしたS字っぽい道やクランク状の道で、純正のアシは
不快なほどのオツリをカンタンに体感できます。

キビキビとしたハンドリングとは、対極に位置しているように感じます。

じゃあ、キモチ良いハンドリングのために具体的な方策は、

弊社サスペンションキット

弊社スタビライザー

弊社ピロアーム

フロントセクションの軽量化

エアロダイナミクス

理想を書くと、これだけあります。

それぞれに役割も違えば、トータルバランスへの寄与も変わってきます。

費用対効果が高いのは、やはりスタビライザーとピロアームです。

投資に見合った効果が高いのが費用対効果で、サスペンションキットや、
フロントセクションの軽量化と言った絶対的効果にはやはり敵いません。

そこはお客様のご予算と、ターゲットでも変わってきます。

弊社お得意様のH野様に、何回か弊社の試乗車を代車でお貸ししました。

いつも、弊社試乗車のハンドリングや乗りやすさを絶賛して下さいますが、
弊社の事情で、ボンネットとタワーバーを純正に戻してお貸しした時に、
フロントのキビキビ感が、予想以上に失われると言うご感想でした。

SNSでもご紹介下さっております。

来シーズンに向けて、お客様のご希望と費用対効果を一つ一つ丁寧に
ご呈示させて頂ければ、と思います。