何年か前に中国の瀋陽に行った時に、ツマ楊子をボウガンにするオモチャを
見たことがありまして、今、中国で大流行しているらしいです。
それをパワーアップする業者もいれば、ツマ楊子の代わりに鉄製のクギを
撃てるようにする業者もいるらしいです。
中国で死人が出たってニュースやっていました。
そりゃそうだろ、ってしか言いようがありません。
確か、50円くらいしかしなかったように記憶しております。
日本に輸入する悪徳業者が出てこないことを祈るだけです。
道具とかツールとか、適正に使われないと凶器にもなりかねません。
正しいスピンについて、キチンと情報発信していきたいです。
そうしないと、タダの危険なドライバーを弊社が作り出すことになります。
スピンには大きく分けて2つあります。
アクセルONのスピンとアクセルOFFのスピンです
ドライビングスキルの向上と言う点では、どっちも重要です。
この違いがわかるようになると、意図的にヨーを発生させることによって
もっと曲げられるようにもなりますし、もっと踏めるようにもなります。
アタマで理解することはもちろん重要ですが、カラダに叩き込むまで
弊社は送り手責任を負うことになります。
ほとんどの人は (・ ・;)? です。
わかりやすいのが、富士の本コースで言うとコカコーラや300R。
スピードがかなり乗るので、アクセルOFFでスピンしやすんですが、
ソコで練習したら、初中級者はクルマが何台あっても足りません。
まずはリスクが低いアクセルONでスピンすることからオススメしたいです。
富士ショートのヘアピンの立ち上がりでは、LSDが入っていないと
タイヤが空転するだけなので、スピンにまで持ち込むことは難しいです。
ココの右コーナー、手前が左なので結果S字になります。
フツーにステアリングを切っただけでも慣性でヨーが発生するので、
ケツが出やすくなります。
ソコで、ビビリミッターと格闘しながらちょっとだけ踏んでみてください。
それでもナニも起きなければ、残念ですがまだまだ限界のずっと下です。
30分サル走りしていれば、1、2回くらいはうまく行くかもしれません。
それでイイんです。
次の30分サル走りでは、3、4回うまく行くでしょう。
だからこそ、弊社は30分連続サル走りの重要性を提唱し続けているんです。
ココで意図的にケツが出せるようになると、次にはコントロールのハナシです。
理想を言えばデフ玉ですが、ちょっと立ち戻ってまだできる事を試します。
アクセルONのスピンですが、さらに細かく3パターンに分けます。
慣性が強くてヨーが大き過ぎ
アクセルをガバっと踏み過ぎ
ステアリング操作が遅過ぎ
この中で一番ありがちなのが、
ステアリング操作が遅過ぎ
ステアリングを回す速度が遅いと言う要因よりも、対応が遅いと言った
タイミングのモンダイの方が大きいです。
かなりアングルが付いてから、とっちらかるように回すことになるので、
修正と言うよりも、ジタバタ感が強くなってしまいます。
これも経験です。
ドライビング道場的に、修行みたいなことを提言するつもりはありません。
安全に、安心に、楽しく、そしてほんのちょっとだけ問題意識を持って
サル走り続けた結果、タイムが縮まっていくことを具現化していきます。