1ランク上のサスペンションセッティングネタ

朝の7時半からデフを組んで載っけていました。

diff

午前中には終わったんですけど、昼、暖ったけーじゃん。

ムリして朝も早よからやって、寒くて冷たい環境で作業をやるよりも、
暖ったかくなって、環境が良くなってからやった方が良かったんじゃね?

去年の末に富士ショートや袖ヶ浦を走って、次なる課題に取り組んでから
ホントにいろんなことをたくらんでいます。

リアのさらなるトラクション向上

フロントと全く違ったアプローチが必要です。

そりゃそうです。

フロントとリアでは、役割も条件も全く違いますから。

Z34のアシを開発して以来、弊社が一貫してブレ無いことが

乗りやすさ

以前に雑誌の企画で、青木孝之プロが弊社の1号機をお試し下さいました。

もっと車高を下げたいと思ったんだけど、懐が深いコントロール性で
コレはコレで乗りやすくてアリだと思いました

と言うインプレッションを頂戴致しましたし、富士の本コースで
プリウスからパナソニック、某ショップさんのR35を追い詰める
動画もあったんですけど、どっか行っちゃったな・・・・

弊社が他社さんと同じようなことをやっても、誰も来てくれません。

だからこそ、違ったアプローチで果敢に挑戦することにしています。

車高ペッタペタ、鬼キャン、71Rもしくは05Dクラスのタイヤ指定、
キマれば速くても、ちょっとハズすとドコすっ飛んでくかわからない。

FerrariChallengeがそんなクルマでした。

そんなスイートスポットの狭いアシの真逆を弊社では目指しています。

そんな限定的な条件の中、ナニをすれば良いのか? ナニができるのか?
を、知恵とアタマと弊社の最大の売りである工学的見地から模索します。

デフを載せている時にでも、イロイロと観察したり計測したりしていると、
メーカーが莫大な開発費を投じて、計算し尽くされた機構学を垣間見ます。

ここにコントロールアームが付いているのって、こんな理由からなんだ

ってのも理解できます。

今回、デフを載せる時に0G状態でロワーアームを観察していると、
スプリングのセット状態、さらにはバンプ時の状態にメーカーが
敢えて仕込んできた機構に気が付いちゃいました。

rearlowerarm

アレっ、元からある程度の角度がオフセットされている

っつーことは、静荷重状態でいくらリクツを追求してもダメじゃん!!

ってことに、今日初めて気が付きました。

するってーと、アノ部品って意味無いじゃん!!

すいません、こんな表現で。

でも、一般に割と効くと言われている部品を全否定することって、
かなりのリスクと度胸です。

100%怒られますし。

だからこそ弊社では独自に実践でテスト、検証を厭わないです。

静荷重でリクツを追求してもダメなら、動荷重で検証です。

次回のサーキットテストが楽しみでワクワクが止まらないです。