遊びに行ってるワケではありませんよ。
多分・・・・。
ホントか???
袖ヶ浦に行くには理由がありますし、富士ショートに行くには、ちゃんと
それなりの理由があってのことです。
そりゃあ富士の本コースや鈴鹿の方が楽しいに決まっています。
でも、富士のショートって、修行をするにはサイコーのコースなんです。
レイアウト自体はこんなんです。
これを見ただけでは、
なんだかな~~
のミニサーキットです。
弊社が新製品のテストをする理由を一つ一つご案内させて下さい。
まずはホームストレート。
下りになっています。
ココでフルブレーキングです。
下りってのがミソなんです。
ブレーキバランスの検証には、ここは数あるサーキットでイチバンです。
本コースのストレートの方が、はるかにスピードが出ます。
それなのにココがイイと言えるポイントは、この1コーナーにあります。
かなり前にご紹介させて頂きましたが、ブレーキには
止まるブレーキ
曲がるブレーキ
があります。
世の中に出ているほとんどのブレーキキットが、止まるだけのブレーキです。
もちろん止まらなきゃハナシになりません。
ただ、止まるだけのブレーキでは、トータルでのタイムが縮まないんです。
止まるだけのブレーキでは、ここで待っているのは
どアンダー
曲がるためのブレーキで、スッと脱出方向にノーズを向けられるんです。
次にはココです。
曲がるブレーキと共に、正確なヒールアンドトゥが要求されます。
練習にはサイコーのステージです。
ミスると待っているのは、
どアンダー
そして、最も練習になるこのコーナーです。
ヨーを適切に発生させて、確実にアペックスを刺して次のヘアピンに向けて
リズム良くノーズを向けないと、やはり待っているのは
どアンダー
ここで脱出に向けてノーズが向いていないと、1秒以上もロスします。
1コーナーからS字、そして1ヘアの進入から脱出。
弊社のサスペンションキットの真骨頂です。
アルテッツァのおいちゃんが
重量級のZ34を、良くこれだけヒラリヒラリと曲げますね
と、感心して下さいましたが、そりゃあ大変です。
適切にヨーを発生させないで進入したときには、やはり待っているのは
どアンダー
でも、富士ショートのテストで良いデータが取れました。
もっとフロントのロール剛性とフロントの軽量化が大きく貢献すると思います。
台湾製のFederalと言う最高のグリップでは無いアジアンタイヤで
もっとロール剛性の必要性を感じるワケですから、ZIIや71Rにしたら、
さらにフロントのロール量が増えてしまうことになります。
待っているのは、
ロールアンダーです
スプリングを1ランク上げるか、減衰力特性をもっと上げるか?
もちろん両方テストします。
次にはココです。
弊社のデフと、まだナイショのスーパートラクションキットの検証です。
と言いますのは、ココは上りの回り込んだコーナーです。
以前は完全にドリフト状態だけでした。
楽しいのは楽しいんですが、アルテッツァのおいちゃんを追い回すことは
できないどころか、チギられてしまいます。
弊社のデフ、とても乗りやすいと絶賛されていますが、乗りやすいだけでは
こういうコーナーでは馬脚を現してしまいます。
デフのセットはOKです。
過渡特性の良く無いデフだと、横を向いてしまいます。
弊社のデフとスーパートラクションキットで、もちろん全開です。
そうじゃないと、タイムにつながりません。
長くなっちゃったので、続きは明日です。