調律と言う名のチューニングネタ、アシ回り編その1

弊社サスペンションキット、量産ができない中、少しずつですが
じわりじわりと弊社の理念に共感して下さったお客様が増殖中です。

先日、成田でご一緒させて頂いた福岡のS藤様、とてもご丁寧に
みんカラでインプレをご紹介下さっております。

ありがとうございます。

現在、200名様以上のお客様のうち、弊社のお客様第1号のN嶋様
無事にお納めさせて頂きました。

やはり、弊社のサスペンションにはとてもご満足とのことで一安心です。

ここで木に登ってはいけません。

既に、さらなる上を目指して研鑽中です。

先日、これまた弊社のお得意様M田様の車両をお納めさせて頂きました。

富士での1コーナーのアプローチと100Rで、M田様の理想としている
動きにはなっていないとのことですので、試作の仕込みを投入しました。

M田様のインプレッションはとても良好でして、好感触でした。

さらなる上を目指すために次に必要であり律速段階になっていること

それは

ピロアーム

です。

リアのスプリングをイロイロと試しても、フロントの挙動が悪さをして
正当な評価まで行き着くことができません。

それもそのハズです。

ご存じの通り、Z34、V36のフロントキャンバーは調整できません。

車高で決まる数値です。

弊社は過去の経験上、アームの角度を最重要課題として優先させます。

メーカーが莫大な開発費を投じてコーナーリング中のダイナミックな
対地キャンバー角を設定しています。

それがとても優秀なんです。

そのバランスを、弊社は崩したくないんです。

アームの角度を精密に設定すると、おのずと車高は決まります。

車高が決まると、Z34、V36の純正はキャンバーも決まります。

M田様の車両は、左が1.8右が2.2でした。

N嶋様の車両は、

右のキャンバー

rightcamber

そして左のキャンバー

leftcamber

車両個体差です。

弊社の車両には、先日ご紹介させて頂きましたピロアームが入っていて
右も左もキチンと同じ数値で調整されています。

圏央道に乗って、あきる野のオービスを90Km/hで通過してから
一気に加速して、△00Km/hオーバーからドンってフルブレーキ。

キチンとアライメントを調整している車両は、とても安定しています。

車高は当然のこと、キャンバーやトーが正確に取られていない車両は
フラフラしてちょっと怖いです。

お乗り下されば誰でもすぐにわかります。

そのための試乗車です。

一般販売、もうちょっと先です。

お得意様のバックオーダーがサバけるメドが今のところ立たないんです。

弊社のサスペンションキットをお取り付け下さったお客様が優先です。

トータルバランスをいつもここで標榜しているので、おカネをかけて
効果が大きいモノを、順次ご案内していく予定です。

ちなみに、試乗車の調整前は、 左 0.3 、右 0.8 でした。

視力検査か ヾ(・ ・;)