開発日記と言うよりも、作業日報っぽくなってきた、ネタ

年末近くの祝日、イタイなぁ~。

お取引させて頂いているところで、早いところだと25日が年内最終。

年内に、加工モノだとか作りモノだとか間に合わせてくれる所もありますが、

あ~ムリだね~

で済まされることも多々あります。

じゃ、すぐに打ち合わせに行きます

て言っても、

明日は祝日じゃない、ウチ休みだから

┐(-。ー;)┌

年明け早々に納める予定の車両が3台ありまして、2台がデフです。

純正部品の手配、必須です。

ベアリングだったり、シムだったり、そしてサイドフランジだったり。

純正のサイドフランジが使えるように、何でデフ玉を設計しないんだろう?

わざわざ追加で買わなきゃならないから、ムダな出費だと思います。

デフなんて、どこのショップさんでもやっています。

ショップさんにはショップさんの考えがあります。

過去の経験と引き出しで、

こんな特性にしたい

って、テスト、検証すること3年かかりました。

ココを替えるとこういう動きになる

ああいう動きにするためには、あそこを変更する

理想の動きにしたいけど、音や振動はイヤだ

かなり弊社が目指すところのパフォーマンスになりました。

それで一般販売とさせて頂いております。

それでも、さらに上の動きになるように弊社の車両で検証は続けます。

ひと月に4台もデフをやると、さすがに脱着のスピードも早くなります。

デフを降ろす前に、マフラーと例の突っ張り棒とリアのスタビを外します。

何回かご紹介させて頂きましたが、例の突っ張り棒、かなり重いです。

verNISMOだと、もっと重いです。

これを7075Sと64チタンで作っています。

いつものハナシですが、

いつできんの?

ですね。

東京オートサロンを視察するために、王社長が日本に来ます。

その時に、試作を持ってきてくれる予定です。

とりあえず試作なので、6061と言う安い素材で作りました。

調整式のピロのロワーアームも間に合うとイイな。

デフを降ろして、バラして、ともかく洗浄洗浄です。

以前にもご紹介させて頂きましたが、デフカバーの中も徹底的に洗浄です

diffcover

純正の新品が、グレーのシール材を使っています。

弊社を訪れて下さる前に他社さんでデフを降ろしていると、シール材の
色が違うことがありまして、グレーと黒が混ざっていることが多いです。

日産純正のシール材を部品共販で買うと、色はオレンジ色です。

徹底的にキレイにしないと、3色混ざります。

弊社で手がけさせて頂きましたデフを、他社さんで開けることもあります。

その時に、浮き草ショップを信用して下さったお客様はどう感じるのか?

できることは全部やります。

こびりついた作業前のシール材も、最後はペーパーかけて取り除きます。

ボルトは、全て極圧安定剤を塗布しています。

thredcompaund

SuperGTのメカニックに教えてもらいました。

ずっとトラブルの発生率が下がるそうです。

サイドフランジが新品なので、これだけ色が違います。

marking

弊社は、市販のパーツをポン付けすることはまずありません。

って言うか、市販のパーツをポン付けでは弊社には誰も来てくれません。

市販されている製品でも、できるだけ手を掛けて、調律と言う名の
チューニングを施して、組み付けにもこだわらなければなりません。

そうしないと、誰も弊社に預けません。

1台1台、丁寧に丁寧に作業させて頂いております。