良いモノをひたすら追求していきたいです、ネタ

ワコーズ、つまり皆様もご存知のワコーケミカル株式会社さんの若き営業が
ちょくちょく弊社に顔を出してくれます。

その若き営業も、ご自身でS15 SpecR(つまりターボ)にお乗りで
峠アタッカーだそうです。

サーキットのご経験は無く、いずれは、と言う予備軍です。

そもそもWAKO`Sさんとは、もう10年以上のお付き合いです。

10年以上のお付き合いなのに、THCスレッドコンパウンドしか
買ってきませんでした。

サーキットを走る人なら必須です。

弊社でもお得意様には、お安く提供させていただいております。

で、スレッドコンパウンドが無くなると弊社がWAKO`Sさんに連絡して
また1ケース送ってもらうという、そんなお付き合いの10年でしたが、
今年から弊社の担当が、そのS15 SpecRの若き峠ランナーになって
ちょくちょく弊社に顔を出すようになったんですね。

Z34が憧れだそうで、常に4~5台は入庫している弊社に見に来ます。

デフオイルクーラーコアに電動ファンを追加したり、クロモリパイプから
アームを作り上げたりとか、他のショップさんでは見かけないような
作業風景にいつも興味津々です。

以前に、オイルを営業してくれました。

WAKO`Sさんのオイル、ダメじゃあ無いけど特筆すべき点はナニも無い

って、いつも断っていました。

前回は、パーツクリーナーの営業です。

弊社はネット通販大手からケース単位で買っていまして、1缶あたり298円。

ま、中国製でしょうけどね。

バンバン使うから、こんなん安くてもイイやってずっと思っていました。

で、若き営業が

是非、ウチの使ってください、汚れ落ちも仕上がりも違いますから

ってあんまりにも熱心なので、1ケース買ってみた。

wakos

確かに言うだけあって汚れ落ちも違いましたし、その後の揮発性も違うから
仕上がりに差が出ることはちゃんと確認しました。

それ以来、ちょっとは若き営業に耳を貸すようになりました。

で、若き営業に弊社で使っているオイル一式、一回分を上げました。

エンジンオイル

MTオイル

ブレーキフルード

デフオイル

PSフルード

これを自分のS15に入れて峠走って感想をちょうだい、って。

それでも自社の製品に自信があるってんなら、もう一回改めてハナシを聞こう、
って言ってあげました。

さ、次回にどんな報告をしてくるかが楽しみです。

S15でのケーススタディをZ34,V36に、ネタ

昨日のナックルのお問い合わせ、とても多いです。

S15の世界では有名でも、Z34では語られないハナシですからね。

数値上はカンタンに計算できます。

S15は、ステアリングをセンターから回していくと1回転半強、
つまり540度+20度くらい回ります。

タイロッドエンドまでの距離11.5cmを1cm縮めると、計算上は
11.5/10.5=10.9つまり9%クイックステアリングになります。

今まで、交差点を曲がるのに180度切っていたステア操作が、9%減で
163度で済むことになります。

これは計算上のハナシです。

現実にはもっと複雑な要因が絡まってきます。

ほぼ新車の状態のZ34をお預かりすることもありまして、その時には、
どノーマルってこんなカンジだったっけ、って言うほどの鈍重さを感じます。

何回もここで書かせて頂いておりますが、純正というのは良くも悪くも
バランスが取れています。

公道を法定速度+α

そのくらいなら何らモンダイ無いハナシだと思います。

山道や峠のようなワインディングをスポーツドライビングしてみると、
すぐに馬脚を現してしまいます。

まずは数値よりもフィーリングを重視します。

サスペンション

フロントスタビライザー

フロント廻りの軽量化

ピロアーム

に、まずは投資をするべきと弊社は一貫して提唱してきましたし、
その4点セットがもたらすハンドリングは、弊社の結実です。

ハンドリングのキモチ良さは数値では表せません。

とかく数値至上主義の業界です。

もちろん否定するつもりは毛頭ありません。

数あるショップさんから弊社をお選び下さったお客様に感動を与えたいです。

まだまだやりたいことはいっぱいあります。

まずは、失敗してもあんまりダメージのないS15から試してみます。

S15でのケーススタディをZ34,V36に、ネタ

昨日の日曜日は、弊社お得意様のH野様、N岸様、K島様がご来店です。

いつもいつも弊社をご贔屓に大変ありがとうございます。

○○様の車両に、△△をお取り付けさせて頂きました

だけのネタじゃあ、やはり弊社の特殊性を維持することはできません。

で、トータルバランスを最重要視する弊社が、もっとキモチ良い
ハンドリングを、常に追求して行っています。

弊社のアシを開発し始まった5年以上に、Mercedesの論文を
ご紹介させて頂いた事があります。

マルチリンクって、Mercedesのパテントなんだそうです。

その時の開発責任者が

タイヤはサスペンションで喰わすんだ

って、自信たっぷりに持論を展開していたことを痛切に印象に残っています。

Z34,V36に限らずにサーキットでタイム命のアシを作るショップさん
いくらでも存在すると思います。

やはり弊社は独自性、特殊性で

1ランク落ちるグリップのタイヤをいかに喰わすか?

から始めて、弊社の車両でコツコツ熟成を重ねていって、弊社の理念に
ご賛同下さるお得意様が、続々と結果も出して下さっております。

乗りやすさ、扱いやすさがタイムに繋がる

このアプローチはZ34,V36では、一貫しています。

弊社のノーマルS15に乗ってみると、ともかく真っ直ぐ走らないし、
コーナーや交差点でもZ34に比較して曲がりにくさも感じます。

これも貴重なデータです。

部品を交換していけば、良くなることはわかりきっています。

そんなことを続けていけば、おカネがいくらあっても足りません。

S15は実験君の役割が大きいので、おカネがかかってもある程度は
やむを得ない部分もありますが、お客様にはハナシは別です。

これは今やんなくても・・・

って、弊社に止められたお得意様、いっぱいいらっしゃいます。

だからこそ、弊社が

コレ、今やっとかないと・・

が、説得力を増します。

常に弊社が提唱する

律速段階と費用対効果

を、常に念頭に置いた開発を続けています。

Z34,V36でやると膨大な金額がかかるモノも、S15だと
ずっと安価にテストできることも多いです。

コレ、S15のフロントナックルです。

s15kuckle

ネットオークションで左右1セット5,000円で落札しました。

回転中心からステアリングラックのロッド取り付け部まで11.5cm。

これをね、正確に1cmブッた切って溶接して短くしてみるんです。

すると乗り味がどうなるかが知りたいんです。

切れ角アップ商品なんて、いっぱい世の中に出ています。

もっと行けるな

と感じたら2cmブッた切ってみます。

やり過ぎるとピーキーになります。

ちょうどイイあんばいのところを探し出します。

それをZ34,V36にフィードバックします。

試乗車、楽しみにしていて下さい。

ダメならイチから作る、それが弊社の精神です、ネタ

走るターゲットだったり、条件によっても変わるハナシではありますが、
やはり10万キロと言うのは、一つの節目のようですね。

メーカーも5年10万キロまでは責任持つが、そっからは知らん、
そういうスタンスのようですし。

Z34,V36を新車でお買い求めのお客様なら、10万キロも乗る前に
次の車両が視野に入ってくるモンです。

実際に、他車種に乗り換えたお客様も多いです。

でもやはりZ34,V36のようなクルマは今となっては希有な存在です。

いっそのこと乗りつぶす、そんなお客様も多いです。

健全なコンディションで20万キロを目指すには、やはりそれなりの
適切なメインテナンスは必要となってきます。

弊社のお得意様は、弊社がススめる冷却系、軽量化、クラッチライン、
ガソリンコレクタータンクで、サーキットをガンガンに攻めまくっても
トラブルとはほとんど無縁です。

10万キロを超えたお得意様で、サーキットアタッカーも増えてきますと、
今までとはちょっと違った角度でのメインテナンスも必要となります。

例えば、このフロント廻り。

fronthub

常に強力な力で高回転にさらされているフロントのハブ。

10万キロでも大きなダメージが無いのがZ34,V36の優れた点です。

ガタガタになっちゃっているのはあんまり無いです。

でもやはり10万キロの劣化は確実にあります。

これから20万キロに向けて健全な状態でサーキットを楽しむためには、
やはり、新品に交換しましょう、ってなります。

さ、モンダイはこっからです。

上図のコブラみたいなトランスバースリンクに、フロントのハブが
スッポリとハマっています。

走行が少ない車両は、4本のゴッツいボルトを外せばスポッと手で外れます。

ところがです。

10万キロの車両だと、外れないことが多いです。

もちろん錆もありますが、大きな原因は

電池作用腐食

ってヤツです。

コブラみたいなトランスバースリンクはアルミ製、ハブは鉄製。

5年10万キロオーバーの間に、少~しずつ少しずつアルミが腐食します。

融解したアルミがハブに喰っちゃって、特殊なことをしないとダメです。

ハンマーでガンガン叩きゃ外れるでしょうが、弊社はそんなことをしません。

正確に直角に抜き取る治具を作りました。

こう言う所にも、徹底的にこだわっています。

とっくに忘れられた弊社の新型マフラーネタ

まさにに牛歩の如くですが、進んでいますよ。

このフランジ、SUS304をイチからマシニングなんてしようモンなら、
かなりの費用を覚悟しなければなりません。

glange

弊社のマフラーフルセットで、このフランジを14個使いますから。

で、大金かけて型を起こすんです。

今回は試作なので、型から抜いただけのフランジを日本に持って帰って、
量産に向けてマフラーの型を作っています。

このフランジを300個作りまして、一般製品版に向けてはもうチョビっと
削り込んで、芸術的な肉抜きをしてさらなる軽量化を画策中です。

最近、意地になって溶接のお勉強をしています。

溶接の勉強ってドコでやるの?

そりゃもちろん、エキスパートにそれなりの投資をして教えてもらうんです。

然るべき費用をちゃんと支払えば、教える方も真剣になります。

フランジは台湾製です

パイプも台湾製です

消音材は日本製です

例によって、見えない所にいっぱいおカネをかけています。

部材をあっちゃこっちゃから集めて、自社で作っています。

やっぱり自分でこだわってイチから作ると、曲率とか最低地上高とか
さらなる軽量化とか、フットワーク軽くできるんですね。

その割に時間がかかっちゃっていますケド。

最初に弊社がマフラーをリリースしてから、5年が経ちました。

その間、かなり勉強もして経験も蓄積してきました。

なんと言ってもパワーです

そして音質は大事です

Xパイプも、集合部分をちょっと変えるだけで音質やパワーの出方に
影響が少なくないことも学びました。

そしてやはり軽量化

ステンレスパイプに細かいヘアラインをたくさん入れることによって、
マフラー自体の冷却効率が上がることも学びました。

これ以上凝ったマフラーは存在しない

車検対応マフラーで、最もパワーが出る

NAらしいカン高いサウンド

考えられることを一切の妥協をせずに、コツコツやっています。

やっぱりサーキットではそれなりの演出が

と言うお客様のために、ちゃんと用意してあります。

TRACK OPTION

TRACKってサーキットって意味ですよ。

もうね、モノも見ないで価格も知らないのにご予約を頂戴している
お得意様がいっぱいいらっしゃるんです。

高雄ってドコ? ネタ

マフラーだったりステアリングボスだったり超軽量ボルトナットだったり、
イロイロと進捗状況の打ち合わせで回りました。

ソコソコのモノをソコソコで売るのが儲かる秘訣なんですけどね、

原価設定も低いから定価も抑えられるので、買いやすいからです。

でもやっぱり弊社はソコを選んじゃうと、弊社を信頼して下さる
お得意様を裏切る結果につながってしまいます。

開発にもバカみたいにカネをかけるのも、全ては

世界最高峰品質

の、ためです。

わかりやすいモノだと、弊社製タワーバーやボンネットやリアウイング、
チューニングパーツに詳しくない人でも、見た瞬間,持った瞬間に
その違いが歴然としています。

弊社が高雄で作ってもらっているボルトナットもとてもわかりやすいです。

単純に作ってもらうならずっとカンタンなんです。

ミーティングなんかも必要ありません。

お客様に感動して頂けるような製品のために、何回も詰めてハナシをします。

バカですね~~~

そんなことしてっからいつまで経ったもビンボーなんです。

材質だって、

7075 64チタン SUS304 AZ81マグネシウム

これだって実は品質に差があることも知りました。

やっぱりトラブルが多いのが、中国製とロシア製の材料だそうです。

モノが確かなのが日本製、ドイツ製、アメリカ製だったんですが、
例のモンダイが発覚して以来、日本製もアヤしくなってきました。

弊社を全面的に信頼して下さるサポーターのために、信頼できる筋から
最高の素材を集めて、試作、仕様変更、とても時間かかります。

でも、やり続けていれば確実に進みます。

閑話休題じゃないですけど、こんなんもらいました。

balve

モノがちっちゃくて材料代が安いので、7075で作ってみることにしました。

チタンでよく見るレインボーカラーにしてみます。

さすがにコイツはカンタンですね。

また自らヤバいネタを書いて窮地に追い込まれるネタ

Z34やV36って、イイ意味も悪い意味も含めてアルミを多用しています。

イイ意味というのは、もちろん軽量化です。

S15のボンネットを開けてみると、とても重い鉄のボンネットに閉口します。

悪い意味というのは、どうもそんなに優れた素材を使って無さそげです。

某SNSで7075鍛造ホイールナットをヤフオクで買ったネタがありました。

スレ主さんが、割とその道に従事している方だったらしく定性分析しました。

フツーは定性分析なんかできないですよ。

ただ、その方はそんな機関に従事していたんでしょうね。

分析結果は、ナント5052相当だったってネタです。

アルミ合金としては,最も安い部類の5052を最も高い7075として売る、
しかもオマケに鍛造だって。

その方は造詣が深かったから判明しただけのハナシですけど、ほとんどの人は
判断する術すらありません。

信用するしかないんですね。

その結果、裏切られる、と。

弊社はほとんど64チタンと7075しか扱わないので、違う素材だと
何となくですが、

いつもと違う

と言うカンは身につきました。

弊社のお得意様が、Z34のアルミのメンバーが割れたネタをご紹介しています。

そんなところ、ちょっとやそっと地面にこすったくらいでバックリ割れません。

これ以上書くと、100%怒られますね。

世の中に出回っているチタンとかジュラルミンとか、キチンと定性分析して
結果を公正に報告する、本来ならチューニング雑誌の使命だと想うんですけど。

絶対にやらないでしょうね。

ハマった分だけ成長していくんですが・・・・ネタ

ま~~~~~~~~イロイロとハマっています。

ハマった分だけ成長すると考えてはいるんですが、いろんな経験です。

付くべきモノが付かなかったり、付けたらアッチにアタったり。

それを克服していきながら、イイ物ってできていくんですけどね。

ハマっていると言えば、役所仕事です。

役所ってのは、決められたことをキチンと準備していくと、こんなにも
カンタンな所は無いんですが、決められたことが1個でも欠落していると
テコでも動いてくれないんです。

今回も、とある申請にX線検査ってのが入りました。

こっちが作ったいろんな書類を100%信用してもらえるワケでもないので
検査します って言われりゃ従うしか選択肢はありません。

ただ、段取りを一つ一つ積んでいって検査当日に、

X線検査の申告番号は?

って聞かれました。

エ゛っ、何ですかソレ?

本来なら事前に発行されるらしいんですが、当局もミスをするらしくて
発行漏れだったらしいんです。

こんな番号一つなくても、役所は受理しません。

document

こっちのミスじゃないのに・・・・・・。