意外と反響が大きいんでビックリしています。
コカコーラで回ってアタってしまった人、アタりそうになった人って
予想以上にいらっしゃいました。
アタる角度にもよりますが、富士の本コースでやってしまうと最低でも
100万コースから ですから。
不幸にも全損になっちゃった人もいらっしゃいます。
ラッキーかアンラッキーかってハナシに弊社はしたくありません。
まずはイン巻きのリクツからキチンと理解して 何でこうなるの? の
傾向と対策は次へのステップの必要条件だと考えています。
5年くらい前のネタに 消しゴムの理論 ってのがありました。
もいっかい書くのメンド~~なのでザックリおさらいします。
消しゴムを机の上に置いて横から指で押すと滑るように動きます。
上から少し消しゴムを押さえただけで横から押しても動かなくなります。
そんな誰でも知っているような事を文字にするのも憚られますが、
正確なリクツとなるとほとんど知られていません。
日常生活ではそんなコトを知る必要もありませんから。
摩擦力は摩擦係数μと垂直抗力Nで決まります
摩擦係数μとはタイヤのグリップ力と路面の状態で決まる定数で、
未経験者からトップドライバーまで同じで変えようがありません。
垂直抗力ってのは上から押さえつける力のことで消しゴムの理論では、
上から強く押さえれば押さえるほど消しゴムを横から指で押しても
なかなか動かなくなる、ってハナシです。
こんなカンタンな現象を理解するかしないかで意識は変わります。
イン巻きするってことはその現象を知らず知らずに自分で誘発して
対処方法を理解していないと結果アタっちゃうってことです。
まずは認識をしないと終始出たトコ勝負のドライビング、アタらなければ
儲けモノ、そんなドライビングから一生抜け出せません。
で、やっちゃった時は あ~あツイて無いな で終わってしまう。
アクティブな安全性 って何よ?
ってお問い合わせを何件か頂戴しました。
アクティブ、つまり自発的能動的の反対は受動的です。
やっちまった時にいかに身を守るか?
ってハナシが受動的安全性です。
HANSなんか最たるモノで、現実にアタった時の首へのダメージが
全然違うらしいです。
らしいですってのは、HANSの恩恵を身をもって感じるクラッシュを
ココ20年以上もやらかしていないからです。
もちろん受動的な安全もとてもとても大事ですよ。
ソコを甘く見るとやっちまった時にホネの髄まで思い知らされます。
で、本題のアクティブな安全性についてです。
こうなってしまうリクツを理解してイン巻きしないようなドライビングを
常に心がけていればイン巻きでアタる可能性をずっと下げられます。
何回も出てきて恐縮ですが、やはりコレが正解です。
こんなコトいくら練習してもできっこないよ ┐(-。ー;)┌
って言われそうですけど、そうでもないんです。
でも、いきなりマネしてもクルマをツブすだけです。
全く同じ事ができなくても、クルマの挙動をキチンと理解して
意識を持って一歩一歩確実に階段を登るように練習すれば
どんな人でもかなりのレベルにまで到達できますし、現実に
そんなトップドライバーを何人も見てきました。
ドライビング技術の習得に限ったハナシでは無いと思います。
物事を習得するということに真摯に取り組むことができるか
雑誌やDVD等で語り尽くされた手法とは一線も二線も画して
弊社の一貫してブレ無い工学的見地からのドライビング技法で
アクティブな安全について啓発していきたいと考えております。
いつもココで書いています。
扱いやすくコントロールしやすい車両で楽しく踏み抜けることができる
その延長線上にあるのが運転技術の習得だと弊社は考えます。