弊社が一貫して提唱していること、それは
お客様が楽しくドライビングをして技術が上がる、その結果タイムが出る
それにはハード面とソフト面の高次元な融合が必要です。
20年以上前になると思います。故加勢氏(キャロッセ創始者)と親交があり
今でも鮮明に記憶していることがあります。
セッティングが出た時にはそれで満足してはいけない、次には
少しだけアンダーに振ってみなさい、そして以前と同じように
曲げられるように運転技術を磨くことを繰り返し積み重ねて、
1つ上のステージに上がれるようになる。
20年以上経った今、それをやっと具現化するステージにあります。
大前提として クルマをキチンとセットアップできていること が肝要です。
繰り返しになりますが、キチンとセットアップができていない車両では
いくら練習してもかなり遠回りの茨の道を選択していることになりますが、
当のご本人はそれに気が付くことはなかなかできません。
何回かに分けてハード面の律速段階をご説明してきました。
キチンと車両をセットして理論的に段階的に楽しく練習を積むことで、
弊社のお得意様はどんどんタイムアップを実現して下さっていますが、
もちろんある所でアタマ撃ちが来ます。
フツーはそこで このあたりが限界かな で終わることがほとんどですし、
実際にタイムが縮むことも無くなってきます。
で、だんだん惰性になってきて楽しくなくなってくる
これを業界では 燃え尽き症候群 って呼んでいるようです。
筑波の分切りに多かったパターンです。
お客様が楽しくドライビングをして技術が上がる、その結果タイムが出る
と言う弊社の一貫した精神を、故加勢氏の魂を拝借して現代風に
アレンジして、お得意様にフィードバックしていくんです。
先日もご紹介したこのデータシート、こいつが威力を発揮します。
なんとなくキャンバーを付けてみようとか、車高をイジってみようとか
そんなアプローチでは時間的にかなり遠回りどころか、そもそも正解に
たどりつけるのかどうかもアヤしいです。
少なくとも弊社のお得意様は弊社にそんなことを求めていません
もっとケーススタディを生かして、効率的に理論的に攻めていくのが
弊社のスタイルです。
データだってもっと精度が要求されます。
例えば車高。
弊社のサスペンションキットの車高にはちゃんと理論的な裏付けがあります。
ちょっと下げてみよう
で、パフォーマンスが落ちてしまいます。
お客様のレベルが上がってきますと、1ランク上の車高管理が必要です。
地面からフェンダーまでの高さ を車高としてはダメなレベルに来ています。
何でダメなのかは、をいをい解説させて頂こうと思います。