以前にも書いたことがありますが、アシを勉強していった時に
実に多くのブラックボックスに覆われているかを知りました。
弊社はアシを作って何十年って超ベテランではないので、
勘に頼るほどの経験がありません。
その後、正確な評価のためダンパーテスターの導入を余儀なくされました。
ダンパーテスターにかけてみるとやはり減衰が出ていない。
カタいダンパーと、しっかりと減衰が出ているダンパーって全く違います
弊社の試乗車をお試し下さったお客様が一律
乗り心地イイっすね~~~
って評価を下さいますには、もちろん狙った特性があります。
21~23Kgのスプリングに見合ったしっかりしたダンパー特性で、
しかもステアリングレスポンスが素晴らしく、それでいての乗り心地。
現在はその理由が手に取るようにわかります。
でも、一般の人はまずわかりません。
ってゆーか、アシを販売、取り付けしているプロでもいったいどのくらい
キチンと把握しているんだろうか? って感じちゃいます。
そもそも内部も見えないですし、見られたとしても評価しようもないですし。
ただ、乗り比べれば誰でも違いがわかる程の差があります。
EGも全く同じです。
どんな作業がされているかはブラックボックスです。
数値に出るモノは評価しやすいですが、フィーリングみたいな事って
正当な評価をすることは難しいです。
2台乗り比べれば誰でもわかるくらいカンタンな事ですが、現実には
そんな機会は、まずありません。
弊社を全面的に信頼して下さったお得意様に笑顔を届けるために、
考えられることを全て投入しています。
調整、バランス取り、研磨、一言で片付けられることが多いです。
どのレベルの調整? どのレベルのバランス取り? どこまで研磨?
これまたブラックボックスです。
弊社はいつも、ナニか上があるはずだ の精神をいつも保ちつつ
最新のテクノロジーを投入して行っています。
例え結果に繋がらなくても、繋がることを信じてまず行動します。
それが今回は、みごとに結実してくれました。
現在お預かりしているH野様のEG、S森様のEG、そして近いうちに
お預かり予定のD様のEGは、もうお見積もりをお渡ししちゃったので
追加料金ナシでやらせて頂きます。
ま、弊社の勉強代と考えます。
これだけのテクノロジーを身につけることの方がずっとタイヘンですから。