別タンについて語ってみよっかなネタ、その3

朝メールを開いてみたら

ナニがど~スゲ~~んだよ (#`Д´)ノノ┻┻;:’、・゙

のオンパレード。

たくさんのお問い合わせを頂戴したことには単純にうれしいことですが、
実はかなりのプレッシャーでもあります。

ver1のお客様や、さらに投資をしてver2をお買い上げのお客様が

せっかく高い方を買ったのに、何だよ (#`Д´)凸

これは必ず付いて回るテーマです。

EGも同じですし、エアロパーツも軽量化パーツも同じです。

後になってイイ物を出そうとすれば、必ず付いて回るジレンマです。

そのためには費用対効果はとても重要と考えています。

別タンにハナシを戻します。

昨日の冒頭に 別タンありきではなかった って書きました。

別タンに対するイメージって、ただカッコイイとか調整幅が増えるとか
お恥ずかしながらその程度の認識しかありませんでした。

別タンじゃなくても結果を出しているショップさんっていっぱいあります。

そもそもカッコイイって理由だけにプラス何十万も払えるか?

ってハナシです。

普段は別タン見えないし。

それだったら他にもっと有効なパーツに投資した方がずっとイイです。

次に調整幅のハナシをしてみます。

KONIのダブルアジャスタブル(2way)は、伸び側と縮み側を
別々に調整できましたし、SACHSの4wayはさらに高速側と
低速側を独立して調整できました。

当時は今のように知識も無かったですし、計測器もなかったので、
ただただ闇雲に走っちゃあチョコチョコいじくっただけでした。

正解もわからないし、うん、きっとコレでイイんだろう で終わりました。

絵に描いたような宝の持ち腐れでした。

今の弊社のテクノロジーでは、4wayよりももっと細かく適切に
狙ったポイントに減衰を設定できるまでになりました。

そもそも減衰力特性って言われたって・・・・、ですよね~~~。

世の中に出ているZ34の全てのアシを体験したわけではありませんが、
車検対応の一般販売されているZ34のサスペンションキットの中では、
弊社が使用しているスプリングは、数値だけ見れば最も硬いです。

お客様のご要望やステージやターゲット等で細かく分けていますが、

1,200Lbs 21Kg

1,300Lbs 23Kg

1,400Lbs 25Kg

の3種類を使い分けています。

hypercos

数値がデカい方がエラいとかではありません。

他の多くの要因も密接にからんでくるので、どれが正解とかは無いです。

軽量化、タイヤ、空力、使用ターゲット、そしてお客様の好みによって
一台一台変えていくんです。

フツーに考えたら、とても街乗りなんかできないほどの高レートです。

いつもここで書いていますが、フツーのことをしていたんでは
誰も弊社を訪れてくれることはありません。

こんなレートのスプリングでも適切な減衰力特性をもったダンパーで
キチンと制御してやると、乗り心地も良くなることも学びました。

逆な表現をすると、減衰が出ていないダンパーに高レートのスプリングでは
乗り心地は100%悪くなります。

だから、レートを下げるしか方法が無くなるんですね。

これまた絵に描いたような負のスパイラルです。

真の意味でのしなやかなオトナのスポーツカー

完成型に大きく進歩できましたとです。