水面下ではちゃんと進んでいるクラッチラインのネタ

こんな部品、航空便で届きました。

goodridge1

EARL’Sだと鉄にメッキでしたが、イギリスのGOODRIDGE製は、
ちゃんとステンレス製です。

日本で買ったら1個 5,000円くらいする部品です。

もっとカモ?

航空便って高ぇな~~。

送料にまで消費税がかかりやがる。

前回にイギリスに行った時に、また間違えられた部品です。

ここの形状が違うんです。

goodridge2

こんなモン規格で決めとけよ~、ってくらいイロイロと存在します。

わかりやすいヤツで、ネジ山。

アメリカで流通している製品は、SAEってインチの規格です。

もともとミリはフランスの規格でして、ドイツやイタリアも追従しています。

イギリスはと言いますと、これまたチト厄介でしてBSPって規格が多いです。

当然、どれも互換性なんか無くて、適切な部品で無いと液漏れします。

ブレーキの配管では過去に何回も勉強しました。

でも、ハマった分だけ引き出しはできます。

ブレーキに関する経験と引き出しの量は、大変お世話になっております
エンドレスの花里社長にも絶賛を頂戴したことがあります。

それでも弊社は立ち止まる事なく、何か上があるはずだの精神で、
研究、研鑽を重ねてきております。

去年、フランスのコルシカ島にまで行ってワークスの製作するブレーキ、
文字通りの世界最高峰品質を、目の前で見てきました。

VWは、もうWRCの撤退を表明しておりますので、とてもイイ機会でした。

さて、ハナシは戻りますがクラッチラインです。

ブレーキラインと共通しているところは多いんですが、随所随所違います。

前回のプロトタイプでは、

コレをちゃんと付けられるメカニック、日本に何人いる?

って言うような知恵の輪状態でした。

弊社の思慮が浅かっただけの話でした。

そんなところに固執していないで、解決策はいくらでもあります。

一般販売はもうちょい先です。

お待ちになっていらっしゃるお客様に、1台1台お取り付けをさせて頂いて、
ある程度の検証と実績は必要です。

売りっぱなしで、

あ~、競技専用部品だから~

そんな売り方をしていたんでは、弊社を支援して下さるありがたいお客様に
申し訳が立たないです。

もうちょっとフィッティングの角度や、配管の長さを煮詰めて、
DIYでも装着ができるくらいに付くようにしか付かない、
そこまで仕様変更を重ねています。

MTも動きますから、配管にはある程度の余裕が必要なんです。

お取り付け後、すぐにトラブったんじゃこれまたオウンゴールですから。