西の聖地、鈴鹿で想うネタ

H本さまI田さまのベスト58秒のグラフを比較対象してみるととても
興味深いことがわかってきます。

タイムが同じでも内容はかなり違います。

ここからナニを読み解くか? ナニを学ぶか? そして次回の課題として
ナニを目標としてどうつなげるか?

それをひとつひとつ問題意識として考えて走るのと、ただ漫然と今日は
タイムが出なかったって終わるのかは半年後、1年後は劇的な差が出ると
弊社では考えています。

データロガー、いろんなデータが可視化できますが弊社で推奨しているのが
まずは車速と縦Gです。

その1丁目の車速だけでもかなり読み解けます。

H本さまとI田さま、タイヤのランクがかなり違いますがH本さまは鈴鹿の
ショートは初めてみたいなモンですし、I田さまは走り尽くしています。

タイヤのランクが落ちるI田さま、やはりコーナーリングスピードは
どうしても高くならないのは致し方ありません。

タイヤランクが落ちてもブレーキングが上達したI田さま、最大縦Gが0.1
ほど高いで最高速が延びている様子が伺えます。

やはりFederal等のアジアンタイヤでキチッと1Gを叩き出すことから
始めることを強く推奨してきた弊社の理念を具現化下さった結果です。

I田さま、次期タイヤは052を予定しております。

先日チョロっとご紹介したE藤親子のRX8を思い出しました。

052で筑波本コース2秒というかなりスゴい技術です。

12Dの前に052でタイヤの性能を100%引き出してから、って
言っていたのが理論派トップチューナーのE藤くんらしい。

052になれば必然的にコーナーリングスピードはかなり上がります。

ブレーキングGだって0.1上げられれば自然と最高速だって130Km/h
オーバーとなります。

タイムなんて自然と縮まりますよ。

で、今度は縦Gだけを抽出してみました。

 

 

このグラフこそ学ぶことが多いです。

ブレーキング最大Gの差です。

 

 

最大ブレーキングGの差だけでなくブレーキング開始地点も違っています。

いわゆるどれだけ奥まで突っ込めているか? ってことが可視化できます。

サル走りを卒業して考えて走ることをどれだけ実践できるのか? が
シーズン後半に向けての大きな課題だと弊社では考えています。