シーズンカウントダウン??ネタ、その3

なんかトラブルが多かった先代の86BRZ、モデルチェンジで良くなったの
かと思っていましたが相変わらずトラブル続きみたいです。

 

 

それでも売れ続ける新型86BRZ。

かねてから欠陥商品に悩み続けられていたM上さまがもうどうにもならなく
なってしまってとうとう弊社を訪れて下さってその欠陥商品から弊社製品に
交換をご英断下さいました。

それを製作販売しているメーカーはその欠陥を今でも全く認めないらしい。

また、とあるピロアームのハナシにもなりました。

強度不足で走行中に折れたらしいです。

弊社が材質、精度に徹底的にこだわる理由もソコにあります。

いつもココで書いていますが中途ハンパに投資をして結局のところ後悔して
買い替えを余儀なくされる、こんなことは今でも少なくありません。

さて、デフのハナシに戻ります。

ストリートオンリーならデフオイルクーラーも機械式LSDも必要ありません。

良質なデフオイルを定期交換しておけば20万キロくらいはイイ状態を
維持できると考えます。

やはりサーキットではどうよ? ってハナシですね。

長くイイ状態を維持したいのであればデフオイルクーラーはもう必須と言って
イイと思いますが安いモノでは無いので温度計だけでも付けて欲しいです。

サーキット走行では想像以上に温度が上がることが可視化できます。

温度が上がり過ぎる前に走行をヤめたり温度が上がってしまったら早めに
デフオイルを交換しておけばデフの寿命はず~~~っと延びます。

それでも新車時からデフオイルクーラーを付けてキチンと管理し続けていた
お客さまなんてほとんどいらっしゃらないと思います。

去年12万キロサーキットガンガンのPさんのデフをフルオーバーホール
した時にはもうガタガタでした。

ベアリングやシール類を全て新品にしてこの先10万キロは安心して
アタックを続けられます。

やはりトラブルは誰でもイヤなものです。

イヤなものなんですがこれまた適切な対策を講じなければ間違いなく襲って
くるのもトラブルです。

来シーズンに向けてI田さまやT中さまがデフのフルOHで入庫予定です。

ジョリジョリになっちゃっているベアリング、どうやって情報発信しよう??

シーズンカウントダウン??ネタ、その2

何度かココで登場している台湾自動車部品見本市、通称AMPA。

 

 

来年のスケジュールが発表されたんですケド・・・・。

もうAMPAはイイかな?? って感じています。

AMPAはもう3年連続で中止になっています。

コロナがこんなに長引くとは誰も考えていなかったと思います。

来年こそは、って待てど暮らせど台湾はず~~~っと今でも鎖国状態です。

蔡英文総統、これは大失策ですよ。

弊社製品の台湾依存度はとても高かったです。

コロナ前までは毎月のように台湾に行っていました。

もちろん仕事です。

本場の小籠包を食べるために行っていたワケではありません。

ホントか? ヾ(ー ー;)

去年あたりまでは仕方がないよコロナなんだからってご理解下さった弊社の
お客さまだって今年に入ってからはさすがに  まだ?  ってなります。

そりゃそうです。

3年も同じ体たらくじゃあお客さまだって  ┐( ̄ヘ ̄)┌  から  (`Д´)凸
になりますから。

そんなこたぁ弊社だって重々承知しております。

ところで。

昨日書いたデフのフルOHの最大の障害のハナシです。

デフを完全にバラすのも精度良く組み付けるのもソコソコ大変です。

EGやATのOHは誰もがタイヘンそうなのは解ると思いますがデフって
それほどですか~~~~? ってなりそげです。

これだけバラバラにするんですから。

 

 

そうなると1つのギモンがアタマをもたげできます。

いつやりゃイイの (゚_゚?)

ですね。

シーズンを前にデフの律速段階について語ってみたいと思います。

シーズンカウントダウン??ネタ、その1

ふ~~~~ん、内閣改造・・・・・ね。

なんでまだ1年も経っていないのに・・・。

ま、名付けてみるとトカゲのシッポ切り内閣。

いつものことですが結局はズブズブだったってことですね。

デフの構成部品をパーツリストから抽出してみました。

 

 

サーキットガンガン12万キロのPさんのクルマ、デフをOHした時に
やはりイロイロと気が付きましたし今後の引き出しになりました。

デフのOH、シーズン前にちょくちょくご相談を頂戴します。

V36セダンのK田さま、とうとう機械式のLSD導入です。

あれだけの使い手ですから機械式のLSDが無い方がもったいないです。

間もなく入庫予定の鈴鹿支部長、今回はデフのOHもメニューに入っています。

10万キロサーキットガンガンならば弊社ではこんなところも全て新品交換を
推奨しています。

 

ベアリングが4箇所です。

数字は日産純正部品の税別定価です。

安いですね~~~。

もっと書くとコイツ、日産純正のオイルシールです。

 

 

もう交換しないほうがもったいないです。

ところがです。

ひとつちょっとした壁があるんですね。

チタン、チタン、64チタン、、、ネタ、その6

へ~~~~、ヤル気になればこんなことできんだ。

 

 

 

じゃあコイツもナントカしてよ、って税金をむしり取られるたびに感じます。

 

 

忘れられかけたコイツ。

進んではいます。

ココの部分で時間がかかっちゃいました。

 

どうしても1ピースで作りたかったんですがやってくれる所、なかなか
見つからなかったんです。

 

 

見つかったとしても凄まじい価格になるか・・・・・。

何回もココで書いていますが開発とは開発費との戦いでもあります。

このテの開発ってスピードが大事なことはわかっちゃいますがコスト意識を
持たないで猪突猛進したところで待っていることは・・・・。

今朝のニュースでソフトバンクグループが今期3兆1,627億円の赤字って
報道していました。

今期って4月から6月のたった3ヶ月。

前期と合わせると5兆円以上の赤字だそうな。

すげぇな。。。。

もう返せないんじゃないのかな? って感じてしまいます。

戦後最大の・・・・・ってなるカモ?? です。

ビンボー浮き草の弊社には雲の上のような数字ですがどこかで歯車が狂うと
どんどん膨れ上がるのが負債ですよ。

じゃあ、カネをかけないでソコソコの製品を作ることだけは弊社は決して
やってはダメなことだとも自認しています。

上述のピロハウジングを64チタン削りの1ピースで作ることはとても
ハードルが高いらしくて最新の機材が無いとムリらしいです。

もうこうなると・・・やはり・・・ですね。

ヤヴァイヤヴァイヤヴァイヤヴァイヤヴァイヤヴァイヤヴァイヤヴァイ、とうとうシーズンまで2ヶ月を切った。。。ネタ、なんだろうか?

へ~~~知らなかった

8月8日ってタコ焼きの日らしいです。

我々にとっちゃRX8の日なんでしょうけれどきっとあっちこっちで
イベントがあったんでしょうね。

もう15年近く前になるとは思いますが主催者側として参加したことも
あるんです。

でも今はZ34V36RZ34を盛り上げていくことでいっぱいです。

とある信頼できる筋からの情報だとこういうことらしいです。

まずは500台のRZ34の生産が確定しているとのことです。

去年にとっくに予約した弊社ももちろんその500台に含まれているとの
ことなんですが具体的な納車の日がまだ決まっていません。

で、すでにRZ34は7,000台以上の受注があるそうです。

まぁ冷やかしもあるとは思いますけど売れてますね。

ただ、生産能力が一期500台だとすると7,000番目のお客さんって
いったい納車がいつになるんだろうか?

9速ATのチューニングや強化をしたかったのでAT車を買いましたが
RZ34が生産中止になる前に6MTに買い替えたいですが一体どうなる
ことやらです。

ハナシによると400Rも生産再開するらしいですしなんとR35までも
生産を再開するらしいです。

最終型のR35、ってんで無理して買った人いっぱいいると思います。

きっとR35なんてなんだかんだで2030年くらいまで売りそうな
気がします。

おカネがあるんだったらZ34の程度の良い個体を3台ぐらい持っていたい
ってのがホンネです。

高い1万円もあれば安い100万円もあるって考え方、少~~しずつですが浸透してきたような気もしますネタ

RZ34のお客さま第1号、I上さまがご来店下さいました。

10月のご納車予定らしいです。

ご来店時のおクルマ、画像は撮りましたけど。。。。。

え~~~~っと、、、、90Supraです。

ま、画像はヤめときます。

ソコソコ手が入っていらっしゃるんですね。

やっぱりチューニングのご経験が少ないとどうしてもパワーだけに目が
行っちゃうのはしょうがないと思います。

それで後になって吠えヅラをかくと言うパターンを地で進んでしまったと
自己分析をなさっておりました。

まぁ、普通におとなしく通勤に使っているような走りだったら多分何も
起きないでしょう。

それでもちょっと山道や峠道あたりを元気よく走ってみると程なくして
チェックランプ、FailSafeと言う憂き目に遭ってしまうとのこと。

で、その90を手掛けたショップさんからRZ34を強くススメられて
4月にはご成約をしたとのことでした。

あんまり書くとまたまたモンダイですから詳細はヤめときますがこのまま
同じ轍を踏みそうな気がしたのでネットをイロイロと検索しまくった結果
弊社を訪れて下さったという紆余曲折があります。

サーキットには年に数回行かれるらしいですが今までに1回もマトモに
走れなかったとお嘆きのご様子でした。

ちょっと見ただけですけどエンジンオイルクーラーはグリルの中にデカイのが
鎮座していました。

あんなにデカいのに油温が高いってことは・・・。

そしてそんなにデカいのがラジエターの前にあるから・・・・。

その他、パッと見、モンダイが山積です。

I上さまが語るにおカネばっかどんどんかかっちゃってこの先に良くなるとは
とても思えないとのことでRZ34を弊社に託して下さることになりました。

CircuitConceptに任せて良かったってなるのか?

それき弊社にかかっています。

それにしても・・・・RZ34の冷却系、Z34の倍くらい価格になって
しまった。

恐る恐るI上さまにご提示したら90ではもっとかかったとのことでした。

CircuitConceptさんでダメだったらもう国産チューニングは
あきらめます、って言葉がとても印象的でした。

っつ~~~かこの言葉、何回かありましたね。

そう言えば鈴鹿支部長も同じでしたから。

世界最高峰の機能パーツ見本市ってのにかねてから言ってみたいと感じていましたネタ、です

ネット上をザワつかせているのがTOYOTAのハリアーとRZ34の
メーカーから一方的な受注キャンセルのハナシ。

某モータージャーナリストも詳細をネット上にアップしていますね。

イロイロ見ているとこれからRZ34の新車は手に入らないらしい。。。

弊社も納車されてすぐ転売すれば倍くらいで売れそうな気がする。

っつ~~~かRZ34を受注ドタキャンしておいてverNISMOを
出せるのか???

こんなこと続けているとかなり新型86BRZに流れちゃうでしょうね。

こうなるとますますZ34、RZ34を大事にしないと。

弊社がお世話になるレース屋さんと協議していたらこんな指摘を頂戴しました。

ブースト、そんなにかけられないんじゃないの?

その技術者の見解はVR30はヘッドにタービンが直付けなので3気筒分の
排気容量が1つにまとめられちゃっているから排気容量が圧倒的に足りない。

たくさん過給しようにも出ていかないからそれがノッキングの原因に
なってしまうだろうってことでした。

ま~~イロイロと障害が高いですね~~~~。

でも、実はこの不利な状況って弊社には追い風なんですね。

どう追い風なのか? は、またをいをいココで書いていきますがブーストを
上げてパワーを出そうとほとんどのショップさんが採用するだろう手法が
あんまりンまく行かないってことはEG本体の力でパワーを上げるしか
残されていないってことです。

ブーストって上げれば上げるほどEGやタービンの寿命は2次曲線的に
短くなっていきます。

そんなにブーストをかけないでパワーを出すことができれば耐久性もずっと
上がりますしなんと言っても乗りやすくなるんですね。

それには質のイイ高性能なEG部品が強く要求されます。

こっから先は製品を作ってからちゃんと情報公開します。

世界最高峰の機能パーツ見本市ってのにかねてから言ってみたいと感じていましたネタ、です

今年は無いのかな? と思っていたらやっぱりありましたね大水害。

床上浸水のお客様が2名ほどいらっしゃいましたがZ34は死守したとの
ことです。

さて、弊社がHONDA純正のエンジン部品を使う理由はいくつかあります。

最も大事なのは信頼性です。

R35のでもいいんですがR35純正部品はRZ34にはデカ過ぎるんです。

単純計算して6気筒で3Lならば4気筒で2Lです。

2L4気筒ターボエンジンで最強と言えば現行のシビックのtypeR
くらいしか思い浮かばないんです。

弊社が考えている事はともかくできるだけ壊さない信頼性の高いEGです。

調子の悪いEG、壊れるEGには必ず理由があります。

もう冷却系についてはここで語る必要はありませんね。

金属は高温になると膨張する、そして適正なクリアランスから外れる
そういうことですから。

ただ冷却系は絶対必要条件ではあるものの十分条件を満たしているわけでは
ありません。

そもそもその部品が何馬力まで耐えられるのかは冷却とはまた全く別の
ハナシです。

400馬力ギリギリしか持たないパーツをいくら冷やしたところで500馬力
には耐えられません。

そのパーツが何馬力まで耐えられるのかって壊してみてやっとわかるハナシ
なんですがやっぱり壊すのは嫌です。

おカネかかるし・・・

例えばRZ34に大きめのタービンをつけて1.5キロくらいのブーストを
かけてみるすると600馬力くらいは出るとは思いますがそんなEGで
サーキットガンガンだと過去の経験上EG本体はダメでしょうね。

壊さないためにはどうすればいいかと言うと頑丈なパーツをつけるしか
ありません。

特にピストン、コンロッド、クランクシャフトはイチから作る予定です。

まず、ピストンはMAHLEです。

ドイツ製です。

GT2やGT3を含めてPORSCHEの純正ピストンを長年手がける
一流メーカーです。

他にも一流ピストンメーカーはいっぱいありますがココはせっかくのご縁を
大切にしようと考えています。

直噴のVR30はピストンが右バンクと左バンクで対称なのでタダですりゃ
2種類のピストンを作る必要があるんです。

ブースト2K、900馬力くらいは耐えるピストンってオーダーしています。

そのピストンでブースト1.5K、600馬力くらいで使うならピストンが
原因のエンジントラブルは避けられると考えています。

で、PRIまでには試作はできてきます。

世界最高峰の機能パーツ見本市ってのにかねてから言ってみたいと感じていましたネタ、だと思います・・・・多分・・・・

マツコの知らない世界を録画して時間があるときに見ているですが、こないだ
ハンバーグの特集をしていたのを見ちゃって無性にハンバーグが食いたくなり
ました。

単純ですね。

でも、食べたくなるハンバーグを出している店に片道1時間2時間もかけて
行くヒマがとてもないので何を思ったか自分で作ってみました。

形から入るタイプなのでまずは高いヒレ肉のブロックを買ってミンチに
してもらいました。

ドがつくほどの料理シロ~~トですのでそもそも牛と豚の比率が何%が
ベストなのかすらも知らないのでとりあえずはビーフ100からやって
みました。

イロイロやってみようと思っています。

玉ねぎをみじん切りにしてミンチにした高級赤身のビーフを良くこねてこねて
こねまくってハンバーグの形にして冷蔵庫で1時間ほど寝かせてみた。

みんな受け売りですよ。

ただやってみたかったんです。

そしてフライパンを熱くして両面に焦げ目をつける、これも受け売りですよ。

肉汁を閉じ込める効果があるらしいです。

ここまでは結構うまくいっています。

次に電子レンジで5分ほどチンする、これも受け売りです。

そして最後にオーブンで10分ぐらいこんがり焼きました。

生まれて初めてやった割には結構うまくできたと自画自賛です。

さて、実食。

肝心な味ですね。

びっくりしました。

なんと言いましょうかまぁ、失敗っちゃあ失敗です。

味がしないんです

かなり高い赤身の牛肉から作った割には味がとても薄いんです。

ここであることを思い出しました。

30年くらい前に初めてミキサーで野菜ジュースを作ったことがあります。

トマト、ほうれん草、セロリ、その他忘れちゃいましたが野菜をたっぷり
入れて野菜の果汁だけで野菜ジュースを作ったんです。

飲んでみるとこれまたビックリ。

味が非常に薄かったことを思い出しました。

結論から言いますと既製品はいかに大量の塩が入っているかってことに
なるんです。

次はもっと研究をして塩分控えめでうまいハンバーグを作ってみたいです。

既製品のハンバーグって怖いな・・・・。

調子に乗って食い続けていると・・・・死ぬな・・・・

何回かここで書いていますがアインシュタインの名言が技術者としての弊社に
とても刺さっています。

何かを学ぶのに経験すること以上の道は無い

日々開発をしているとこれ以上正しい事はありえないと思います。

なんで長々とハンバーグのことなんかを書いてるかってハナシです。

現行のシビックタイプtypeRのホンダ純正コンロッドです。

 

 

assembled in USA って書いてある・・・・・

made in USA  じゃ無いんだ・・・・・

そんなモンです。

以前にも書きましたが弊社のEG部品はホンダ純正のパーツを使うことが
多いです。

そりゃカネに糸目さえつけなければGT3の純正ってことになるんでしょう
けれどもやはりそこはコスト意識を持つ事は大事だと考えます。

390RSではS2000のコンロッドを参照したと言うネタは以前にも
書きました。

RZ34では現行のシビックtypeRのコンロッドを参照してイチから
弊社で強化コンロッドを作っていこうと考えています。

世界最高峰の機能パーツ見本市ってのにかねてから言ってみたいと感じていましたネタ、じゃ無いような気がする・・・・

RZ34、次にやってくるトラブルは駆動系だと思います。

弊社が買ったのが9速ATなんですがどうもこれらしいです。

 

 

トラックの使い回し

そんなこったろ〜〜とは思っていました。

よくよく調べてみるとV8の5.6リッター400馬力だそうです。

 

 

つまり400馬力のRZ34にとっては余裕なんて無くてカツカツって事です。

そのクセTITANの使い回しだからAT自体がかなり重いと思われます。

過給圧を上げて500馬力近くになったら9速ATはもう多分ダメです。

弊社では当然ATを強化する予定ですが強化したからといっていったい何馬力
まで持つのかは全くの未知数です。

AT強化して600馬力くらいまで持ってくれればいいなぁ〜〜って言う淡い
期待を持っています。

それでもサーキットガンガンだと2年にいっぺんはATのクラッチプレートが
ダメになっちゃってオーバーホールをしなきゃいけないような気がします。

カネかかる〜〜

震える〜〜

6MTだって純正のクラッチじゃぁ500馬力は持たないと思います。

安心を買ってツインプレートクラッチって言う話になるんでしょうがまた
ここで大きな問題がアタマをもたげてきます。

クラッチ強化のためにツインプレートクラッチとフライホイールを交換すると
メーカーがキッチリ取った回転バランスを崩すことになります。

もう何名ものお客さまが経験していますがZ34のクラッチを社外に交換すると
いろんなものを失います。

イイことってカラ吹かしのレスポンスくらいです。

弊社が自社でEGを手がけるようになってレース屋にバランス取りを依頼して
その工程をよく学ばせてもらうとその意味はとてもよくわかります。

V6は直6とは回転バランスの取り方の考え方はかなり違いますしシビアです。

弊社ではエンジンをリフレッシュしてくださったお客様のためにクラッチ、
フライホイールはもちろんのことピストン、コンロッドを含めたクランク
シャフトのダイナミックバランスを必ず取っております。

これはもう効果はかなり絶大でエンジンをリフレッシュするならば絶対に
やらなくてはいけないメニューだと弊社では強く推奨しております。

推奨じゃ無いですね、必須です。

いつもここで弊社が主張している価格には理由がある安い100万円もあれば
高い1万円もある、それは脈々と息吹いています。

上記のような徹底的にこだわったバランス取りをしないポン組みのエンジンと
乗り比べれば誰でもわかるような違いなんですが、なかなかそんな機会は
ありません。

だからある意味6MTはパワーアップに対してかなりアプローチが難しいです。

クラッチが滑った、じゃあツインプレートにしよう。

そんなことがこの先にあっちゃこっちゃで繰り広げられるでしょうね。

回転バランスを崩すと一番最初にダメージを受けるのはエンジンのメタルです。

普通の乗り方をしていれば5年10万キロは持たそうとメーカーが考えて
設定したバランスを自ら崩すわけですからアタリマエっちゃアタリマエです。

いつもながら脅してどうするって感じですけどココまでひどくなかったとしても
Z34ではこのようなお客さまは20〜30名はいらっしゃいました。

もちろんおカネがかかる世界です。

それでも適切に律速段階を踏まえて正しい投資をしていけば楽しめたはずの
世界がカネばっか掛かっちゃって全然・・・ってお客様少なくなかったです。