コレ、調達しに来たとです。
レーザーアライメントテスターですね。
世の中にアライメントテスターなんて、いっぱいあります。
取ってくれるところもいっぱいあります。
このアライメントこそ、こだわりの集大成みたいなモンです。
300万も500万もするコンピューターアライメントテスター、
以前はとてもとても欲しかったです。
でも、イロイロと引き出しができてくると、ソコじゃないことに気がつきます。
すんげーお高いテスター、そりゃあ便利ですよ。
いろんな数値がカンタンに、しかも正確に計測できます。
高いだけのことはあります。
ところがですね。
調整するのは、人間、です。
そもそもZ34、V36のフロントは調整すらできません。
キャンバーが、車高とタイヤサイズで決まってきます。
それだけでもおもしろくないのに、さらにモンダイなのが車両個体差です。
右と左で数値が違うんです。
工業製品なので仕方ありません。
弊社が車高にこだわることは、何回も何回もご紹介させて頂きました。
コントロールしやすいクルマ、乗りやすいクルマを目指すていくと、
車高の重要性がとても大きく立ちはだかってきます。
車高が低きゃイイってモンでも無いと感じております。
全てはバランスです。
伸び側と縮み側のバランスが取れていないまま車高をイジくっても
良い結果からどんどん離れていきます。
アシはおもしろいです。
ショップさん、メーカーさんの数だけ考え方があります。
メイク&エラー、トライ&エラー、とても大事だと考えています。
弊社のアドバンテージは、工学的なアプローチです。
メーカーが巨額の投資をした設計思想を忠実に踏襲して行っています。
Z34、V36のサスペンション機構はとても優れています。
そのイイ所をより伸ばして、悪い所や妥協されている所を見極めて
より工学的にグレードアップしていく、そんなアプローチです。
弊社のピロアーム、おかげさまでとても多くのバックオーダーを抱えています。
以前にご紹介させて頂きましたverと、少し変わります。
純正状態をまず、キチンと正確に計測致します。
弊社の推奨する車高で正確に計測した数値が左右でどれだけ違うのか?
許容範囲内だったら、純正アームにそのままピロを打ち込むことができます。
それがver1ですね。
左右の個体差がちょっといかがなものか? ってパターンなら偏心させます。
それがver2です。
何ミリ偏心させるかは、そこは計測結果と工学的見地です。
そう言うときのためにsin,cos,tanが存在するんです。
タダですりゃ安くはない弊社のサスペンションキットをお買い上げのお客様、
だいたいサスペンションなんかは装着してアライメントを取って終わりです。
せっかく高価な弊社の製品をご装着下さったお客様に、性能を最大限に
発揮するためには、さらに1ランク上の調整が必要と考えております。
以前は、かの有名な光学式アライメントテスターを使っていました。
でも、アレって大事なことが一つできないんです。
どんな優れた製品も、調整一つで真価を発揮できないことにも繋がります。
だからわざわざ調達しに来ました。